【親の未納税7】相続放棄完了 裁判所から「相続放棄申述受理通知書」到着【最終回】

前回の記事で、裁判所に「回答書」を返送したことをお伝えした。その結果、裁判所から「相続放棄申述受理通知書」が郵送されてきた。これで、親の負の財産を放棄できたことになる。

裁判所から送られてきた書類

以下は、裁判所から送られてきた「相続放棄申述受理通知書」。

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私に「負の財産」が降りかかったのが9月23日のこと。そこから、手続きが完了するまでに約3週間かかった。現在私は管轄の裁判所から離れた場所に住んでいる。もしも、裁判所に直接行かないと手続き出来なかったとしたら……。それこそ交通費だけでかなりの金額がかかっただろう。

ちなみに、以下の書類も同封されていた。さらに追加で「相続放棄申述受理証明書」が欲しい人向けに用意されている書面のようだ。

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家族にマイナスの財産は残さない

「子供にはマイナスの財産は残してはダメ」。私にはまだ子供はいない。しかし、今後のことを考えて「マイナスの財産を作らずに生きたい」と、今回の手続きを通して感じた。負の財産をもらって嬉しい人はいないだろう。

正直言うと、面倒な手続きだった。とはいえ、このような経験ができる機会は少ない。貴重な経験をさせてくれた、いまは亡き父に「ありがとう」と伝えたい。

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