ブログを書きたいけどネタ切れを起こして何も書けなくなる。
ブロガーなら誰もが経験していることでしょう。ネタ切れさえ起こさなければ永遠に記事が書き続けられるような気すらします。とはいえそんな魔法のような方法はこの世に存在しません。
ですが、可能な限りネタ切れを起こさせないようにする方法であれば提案できます。
それは、情報収集をし続けることです。つねに新しい情報を自分の中に取り入れ続ければネタ切れを起こすことはありません。記事としてアウトプットする量に対し、情報をインプットする量を増やすことが重要です。
結論を知ったいま貴方は「何だそんなことか」とガッカリしたかもしれません。ですが、これはブログを長年書き続けている人があまり教えてくれない大事なポイントです。
以下、簡単にまとめます。
ネタ切れを起こす【本当の原因】は?
→ 情報のインプット量が足りない
その【解決策】は?
→ つねに新しい情報を入れ続ける
問題が起きるときは必ず原因があります。そしてその解決策は意外とシンプルだったりします。もし貴方がネタ切れを起こしているのであれば情報収集をしてみてください。
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――ここからは初心者向けです。中・上級者の方には既知の内容です。
【ネタ切れの原因】アウトプットを優先しインプットしなくなるから
そもそも、なぜアウトプット量に対してインプット量(情報収集量)が少なくなってしまうのでしょうか?
ブログを始めたばかりのときは次々とネタが浮かんできます。それまでに得てきた経験・知識が情報として頭の中に蓄積されているからです。いつまでも記事を書き続けられるような気すらしてきます。書けるうちは書くことを優先したくなるもの。情報をインプットすることに意識がいかなくなります。
溜め込んだものを一気に吐き出せば、そのうち中身は空っぽになります。ネタ切れをおこせば筆がまったく進まなくなります。料理人も材料がなければ何も作れません。ブロガーも「書く材料=情報」がなければ記事を書き続けることはできません。記事ネタは頭の中にある情報・記憶を引き出しているだけです。
普段なんとなく生活しているだけでも情報は入ってきます。しかしアウトプットよりも多く情報をインプットしなければ、コンスタントに記事を書き続けられません。記事ネタをハイスピードで入手するには、意識的に情報を掴み取りにいく努力は必要です。
――ここまで「なぜ情報をインプットしなくなるのか?」についてお伝えしました。ただ、そんなことよりも「具体的な情報収集のやり方」のほうが重要ですよね。以下でお伝えします。
【解決策】情報収集をしてネタを切らさないようにする
情報収集する方法はいくつかあります。
- 取材をする
- 本を読む
- ネットで調べる
①取材は書き手の基本
記者、ライターであれば当たり前のように取材をしています。ブロガーも内容の濃い記事を書くために取材は大切です。取材と言っても難しいことはありません。電話やメールで問い合わせることも立派な取材です。
なにか商品を購入したとします。使っている中でふと疑問点・不明点が出てきたときは販売元や製造メーカーに問い合わせてみましょう。ちょっと面倒かもしれませんが、それが記事ネタにつながります。
気になることがあっても、問い合わせない人の方が多いでしょう。ましてや記事に残す人は稀です。誰もやらないことを、あえてやる。何気なく問い合わせたことを記事にするだけで多くのアクセス数(PV数)を集めることもあります。
実際、僕が問い合わせた内容を書いた記事は、当ブログのPV数を最大27倍まで引きあげるきっかけになりました。
――取材は「材料を取る」と書きます。記事を書くための材料を集めると考えると、以下の2つもある意味では取材にあたります。
②本を読めば知識が増える
本を読むことで知識を増やすことができます。読んだ内容をもとに行動を起こせば何かしらの結果も出ます。それが経験になります。記事にする流れは以下のとおり。
読む → 行動する → 結果が出る → 記事にする
読んだ内容をそのまま書いてしまうとパクリですが、「本を読んだ結果、仕事や生活にどんな変化があったのか?」を書けば、読者にとって付加価値(ベネフィット)のある記事になります。
③ネットは消費者のリアルな声
ネットで調べることでレビュー、口コミといった消費者のリアルな声を知ることができます。ある商品の情報を知りたいときは Amazon、楽天市場などのレビューはとても参考になります。
レビューや口コミは各ショッピングサイトに点在しています。色々なサイトを行ったり来たりするのは面倒です。それらを一箇所にまとめてあげると、そういった情報を求めている読者から重宝されます。
また、どこかへ行った体験談やレポート記事などを読めば疑似体験もできます。それをもとに自分でも同じ場所へ行ってみましょう。プラスアルファの情報を追加した記事が書けるので、より濃い内容になります。
――以上、情報収集する方法を3つ提案させてもらいました。ですが、情報収集をする本当の理由……つまり「本質」は別のところにあります。
情報収集をする本質は「読者の悩みを探る」ため
情報収集をする本質は「読者が悩んでいることを探るため」です。貴方がネットで調べるときはどんなときですか? おそらく「困っていることを解決するため」に検索しているはずです。
一例として Google検索で「ブログ ネタ切れ」と調べてみます。検索結果の下にサジェストとして以下のキーワードが表示されます(2020年8月4日時点)。

こういった検索キーワードからは「読者の悩み」が推測できます。一番上の「ブログ ネタ 考え方」で調べるのは、ブログに書くネタを考える方法が知りたい人でしょう。ひいてはブログネタのひねり出し方を知りたい人です。
これに対し僕は「ブログネタは考えなくていい。情報収集をすれば自然と書ける」と回答します。検索窓には質問を入力 → それに対する回答が表示される――というわけです。
貴方がこの記事にたどり着いたのは「ブログ ネタ切れ 原因」などのキーワードで検索したからでしょう。実際、僕はこの記事をブログのネタ切れで困っており、その原因を知りたい人に向けて書いています。
検索キーワードを知る方法は他にもあります。
これらのツールを使えば検索キーワードを把握できます。
ブログを書くのは自分のためではなく読者のためです。キーワードを調べずに自分の好きなことを書いても、それはただ日記でしかありません。読者は日記を読みたいのではなく「自分が抱えている悩みを解決できる記事」を探しています。読む相手を本気で思いやる気持ちが大事です。読者が求める情報を書きましょう。
よくある質問・疑問
Q. 知識をつけるために本は何冊くらい読めばいい?
A. 貴方が気になった本は手当り次第読んでください。冊数に上限はありません。何十冊、何百冊と読んでOKです。本は自己投資です。金銭事情が許す限りどんどん読み漁ってください。
Q. 取材をするときは名前や目的を伝えたほうがいい?
A. 僕は電話やメールで取材するときは名前も目的も相手には言いません。普通に質問をするだけです。返ってきた内容を文章に書き起こして記事にしています。ブログに掲載すると伝えてるとかえって相手が警戒するだけなので自然な回答が得られなくなる可能性があります。
Q. 情報収集するのが面倒。他に方法はない?
A. それなら直接現地へ行きましょう。調べる手間が省けます。直接行く一番のメリットは「空気感」がわかること。そこにいる人の表情、楽しそうな雰囲気などは現地へ行かないと分かりません。読者はそういった感覚の部分を知りたがっていたりします。
おわりに:毎日書くとネタ切れを起こしやすい…しんどい
ここまで読んでいただきありがとうございます。もしかすると、ここから読んでいる人もいるかも知れませんね。上述した内容をまとめておきます。
- ネタ切れを起こす原因は「インプット量」が足りないから
- つねに情報を入れ続ければネタ切れを起こしにくくなる
- 情報収集をするには、①取材をする、②本を読む、③ネットで調べる
- 情報収集をするのは自分のためではなく読者のため
僕もネタ切れを起こして困っていたことがあります。なので貴方の気持ちは良くわかります。ブログを書かなくてはいけないのに書くことがなくなる苦しさは経験した人にしかわかりません。
僕の場合は諦めて約1年くらいは書かずにいました。あるとき、ふと書きたいことが見つかりました。1年間情報を溜め込んだおかげでスラスラと記事を量産することができました。でもまた書けなくなりました。ネタ切れです。
こんなふうに書ける時期、書けない時期をブログ歴10年の中で繰り返してきました。別に毎日書くことが正義ではありません。内容の濃い記事を書くために1週間くらい情報収集だけに徹するときもあります。そのほうがいろいろな情報を掴めます。それを元に記事を量産しやすくなります。
むしろ毎日更新を自分に課してしまうと僕は精神的にしんどくなりますね……。