
ブログのサイドバーなどにプロフィールを書いたほうがいいのかな? いろいろ書いたほうが読者受けするのかな?

実績があるならプロフィールを書いてもいい。「実績のある人=専門性のある人」と判断してもらいやすい。ただ、何も実績がないならプロフィールは書かなくてもいいかな。見ず知らずの人間の生い立ちを知りたがる人はいない。
実績を書くのは「説得力」を持たせるため
検索する人の心理を考えてみれば、「なぜプロフィールに実績を書くのか」が見えてきます。検索する人は「自分の悩みを解決したい人」です。プロフィールに実績を書いておけば「この人はこのジャンルに詳しい人だな」と判断してもらえます。ブログの内容に説得力や権威性を持たせることができます。
ブログ運営に関する記事を書いている人が、
- ブログ初心者
- ブログ歴10年
だった場合、どちらに説得力を感じるでしょう? いうまでもなく後者ではないでしょうか。
何も実績のない人が「自分の生い立ち」を書いたとしても、それに興味を持つ人はいません。それでは読者の悩みは解決できません。「実績の大きさ=専門性の高さ」です。プロフィールには実績を書いて「貴方が読者の悩みを解決できる根拠」を示すことが大事です。
初めて読む記事でプロフィールは気にしない
しかし、中には「プロフィールは必要」という考えの人もいます。その人たちの考えとして、プロフィールを書いたほうが……
- ファンがつきやすい
- 共通点をみつけてもらえる
――ということだそうです。
①なぜファンがつくのか?
そもそも、なぜファンがつくのでしょうか? 何の実績もない人が書いた記事には説得力がありません。その時点で人は離れていきます。
ファンになるのは、
- 実績があり、専門性が高い
- かつ、人柄に好感が持てる
からです。有名人は日記を書いたとしてもファンがつきます。それは「有名」という実績があるからです。
② 共通点は二の次でいい
①の内容とも若干被りますが、「共通点があるからファンになる」ともいえます。ただし、それは読者が貴方のブログ記事で悩みが解決できたあとの話です。実績がある貴方が書く記事だからこそ、読者は悩みが解決できるのです。
貴方が書いた記事で何も解決できなければ読者は離れていきます。貴方から何かしらの利益が得られるからこそ、読者は興味を惹かれ、共通点を見出すためにプロフィールを見ます。プロフィールに書く順番としては「実績→生い立ち」です。共通点を見出す部分は二の次です。
接触回数が増えるから読者は書き手に興味を持つ
初めて読むブログ記事を書いた人のことを気にする人はあまりいません。検索する人は「自分の悩みを解決する」ことが目的です。素人ブロガーのことをいちいち気にする人はいません。
ただし、何度も同じブログを見る気概が増えれば、「このブログ前も見たな」と気になってきます。少なくとも僕はそうです。
例えば、一度見たTVCMを気にする人はいません。しかし、何度も目にすると記憶に残り、次第に気になってきます。
人の場合でも、何度も同じ人とすれ違うと、「この人とは何度もすれ違うな」と気になってきます。接触回数が増えると親近感を持つようになります。ブログでも同じです。
これは、1968年にアメリカの社会心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した「単純接触効果」といわれる心理効果。「ザイアンス効果」や「ザイアンスの法則」ともいわれています。
プロフィールに書ける実績を作るのが最優先
ファンがつく、共通点を見つけてもらう、というのは貴方に「実績ありき」の場合です。なければ先に実績を作ることを最優先に行動しましょう。読者の悩みを解決する記事を書きます。個人日記では読者を救えません。何も解決できない日記に人は集まりません。
過去、僕は個人日記を量産していたことがありました。アクセス数は伸びず、収益も上がりませんでした。しかし、「読者の悩みを解決する記事」を書くようにしたところ状況は一変。アクセス数は27倍、ブログ収益11倍になりました。ブログで実績を出すには、読者に「何かしらの利益がある記事」を提供することが重要です。
もし、プロフィールを書くかどうか迷ったときは、
「自分には人に言えるような実績はあるか?」――
このように問いかけてみてください。先に何をするべきかが見えてくるはずです。